第374回 わが家の宝ものは


   平成12年 3月23日〜

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
「念仏の声を世界に子に孫に」という標語をご覧になったり、
お聞きになったことも多いと思いますが、南無阿弥陀仏の
お念仏の声が、世界中に広がり、自分の子供や孫にも
伝わるようにとの本願寺派の標語です。


この標語は、本堂に書かれているばかりではなく、ご本山に
参拝しても大きく掲げてあります。


 この他、お寺の入り口に掲示板があって、仏教の言葉や
お念仏の味わいを掲げています。


こうした掲示板の言葉を一般募集して一冊の本にしたいと、
本願寺派の基幹運動推進本部では、この3月の末まで標語を
募集しています。

どなたでも応募出来ますが、所属の寺院名、お名前、年齢、
連絡先などを書いて、一枚の葉書に、三つまで記入して
応募することになっています。詳しくは、お寺までお訪ね下さい。


 さて、その標語を考えておりましたが、こんなものはどうだろうか
というのを、いくつか上げてみます。


「 痛みを得て  はじめて知った  親友(とも)の痛み 」

他人の痛みは、分かっているつもりでも本当は分からないもの、
自分が同じ痛みを体験してはじめて、その痛みに気づくものです。



「 伝えていますか 生きる意味を 生きる喜びを 」


「 一番大事なものは  遺したいものは   何ですか 」


「 父さんの宝ものは 南无阿弥陀仏 一つだった 」


「 うちには 南无阿弥陀仏があって よかったね おばあちゃん 」 


「 出産近い娘への宅急便に  そっと仏書をしのばせた 」


「 無口な おじいちゃんの口癖は   南无阿弥陀仏だった 」


「 口数少ない おじいちゃん 『 ナンマンダ 』 だけを思い出す 」


「 阿弥陀さまは すべての人のためだけに・・  この私は・・・ 」


「 『 ヨッコイショ 』 じゃなくて 『 ナンマンダ 』 でした 」

私たちは、ついついヨッコイショと掛け声をかけますが、
同じことなら南無阿弥陀仏とお念仏をしたいものです。



「 わが家の宝ものは ただ一つ 南无阿弥陀仏 ただ一つ 」


「 何も残せなかったが 南无阿弥陀仏だけは 受け取ってくれ 」


「 母の日のプレゼント 南无阿弥陀仏の一言でいいんだよ 」


 こんな言葉も、お寺の掲示板にどうだろうかと思います。
みなさんも是非お念仏の思いを、標語にして応募してください。

また、味わい深いものを教えていただければ、掲示板に
掲示させていただきたいと思います。
妙念寺電話サービスお電話有り難うございました。

次回は、3月30日に新しい内容に変わります。

  
                    

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