第1212回 一番良い方向に

 平成28年 4月21日〜

 14日から毎日、強い地震の揺れに緊張しています。
10年程前の春彼岸、博多湾沖の地震のときには、本堂が大きく揺れるのを
正面から見て、崩れ落ちるのではないかと、大変な恐怖を感じました。

その後、ガラス戸の角の一面を壁にし、縁側の外側に
数本の鉄骨を立て、本堂を支える小部屋を建てていただいたお陰か
今回震度4強の時に本堂に行っても、ほとんど揺れることはありませんでした。

その直前に、震度5強の地震に襲われており、これである程度までの揺れに、
耐える本堂であることが証明され、ひと安心しています。

 ところで、一人住まいの方など、地震が怖い、一人でいると怖いと
おっしゃる方があります。
そのお気持ちは良く分かりますが、そんな時こそ、南無阿弥陀仏ですよと
お話しています。

すべての人を漏れることなく救うとの阿弥陀さまの願い、
南無阿弥陀仏となってはたらきかけていただいているのですから、
例えどんなことが起ころうと、私にとっては一番良い方向へと
進んでいると、味わわせていただきたいものです。

物が落ちてきてケガをしようと、家が壊れていのちを終わろうと、
必ずすくう、心配するなと、呼びかけていただいているのです。

 仏教は、生老病死の根本問題を解決していただく教えです。
どんなに真面目に生活していても、やがては老いていき、
病を得て、いのちが終わるもの。
これが自然の法則です。人間には逃れることが出来ない真実です。

考えると地震も、自然の現象です。
私の力が及ぶことではないのです。

例え、どんな苦しいこと辛いこと私の思い通りにならないことが
起こったとしても、かならず救う、お浄土へ生まれさせ、
仏にすると呼びかけていただいているのです。

そのことを、南無阿弥陀仏を聞きながら味わわせていただきたいと思います。
何が起ころうと、一番よい方向に進んでいるのだ、心配いらない
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、呼びかけていただいているのです。


         


           私も一言(伝言板)