第1182回 智慧のはたらき

 平成27年 9月24日〜

 蓮如上人御一代記聞書を読んでいましたら
こんなところがありました。


(210)
「 信心がたしかに定まった人はどんな人であれ、
 一目その人を見ただけで尊く思えるものである。

 だが、これはその人自身が尊いのではない。
 弥陀の智慧をいただいているから尊いのである。

 だから弥陀の智慧のはたらきのありがたさを思い
 知らなければならない 」 と仰せになりました。


これを読んで 因幡の源左さんの言葉を連想しました。

 「鬼と仏
 源左、「御法義を聞かしてもらやあ、たった一つ変わることが
あるがやあ。世界中のことが皆本当になっだいなあ。

人さんが、『源左は鬼のやあなで』っていわれりゃ、
そりゃ本当だけれ、地獄の出店の子だけのう。

また人さんが、『源左は活仏さんのやあなで』っていわれりゃ、
それも本当だし。今に仏にしてもらうだけのう。」


         


           私も一言(伝言板)