第1183回 人生は価値ある一瞬

 平成27年 10月 1日〜

浄土真宗本願寺派の前のご門主が書かれた
「人生は価値ある一瞬(ひととき)」という本が出版されました。

表紙の帯には、「不安や迷いは当たり前。
背伸びせずに毎日を精いっぱい生きればいい。」

そして、まえがきには

「人生を空しく終わってはならない、終わらせてはならない」とい
うことが、私の願いです。それは、物賓的な豊かさ、健康、快適な人
間関係とは、必ずしも一致することではありません。快適な生活を求
めて、世の中の流れに身をまかせるだけでは、何かのために利用され
る手段・道具になってしまうおそれもあります。外見的には困難に見
える人生でも、目に見えない大切なものをわが身に持っているならば、
こころ豊かな、空しくない人生となりましょう。

 目に見えない大切なものとは、一人ひとり、縁によって獲得する
べきものですが、私にとっては、仏教の教えです。手っ取り早い解決
法にはなりませんが、今さえよければ、自分さえよければという狭い
思いを打ち砕く大切なはたらきを持った仏教を手がかりに、現代生活
のさまざまな課題に、どう対処することができるかを考えてみました。
本書が少しでも人生のヒントになればと思います。

平成二十七年八月

とあります。株式会社PHP研究所から、この十月一日の発行されました。
単行本サイズの持ちやすいタイプの本です。是非、お読みください。


         


           私も一言(伝言板)