第1139回 バトンタッチ 〜途切れない いのちのバトン〜

 平成26年 11月20日〜

 永遠のいのちのリレーを生きている

 体育の時間にリレー競走をしたことがありますか。
みんなで次々に走って、順位を競う競技ですね。

リレーのルールは簡単です。
バトンをもって走り、そのバトンを次の人に渡します。
どんなに走りたくても、バトンをもらわないと走れません。

 私たちは、お父さんお母さんから、いのちのバトンをもらって

生きています。
お父さんお母さんもまた、それぞれのお父さんお母さんから

いのちのバトンをもらっています。

その前もまたその前も、いのちのバトンは、一度も途切れずに
渡されてきました。
数えきれないたくさんの人たちのいのちのバトンがリレーされて、
私一人に届いているのです。

 リレー競走でバトンを次の人へ渡すとき、前の人は
「あとはたのんだよ。しっかりがんばってね」という気持ちで渡します。

私は数えきれないたくさんの人たちから、「がんばってね」と
応援されながら、永遠のいのちのリレーを生きているのですね。
                
                                (たつお いちよう)

             親子で読める「ほとけさまのお話」より


         


           私も一言(伝言板)