第1147回 右と左 〜自分の方から見れば〜

 平成27年 1月 15日〜

あなたの「左」は僕の「右」

 保育園で子どもたちが、「右」と「左」を教えてもらいました。

しばらくして、「こっちが右だよ」「違うよ。こっちが右だよ」と、
子どもたちの言い争う声がします。
二人は向かい合って、自分の方から見た「右」を指さしていました。


 皆さんは、なぜ喧嘩していたかわかりますね。
自分の方から見た「右」は、向かい合った人から見たら「左」になります。

でも保育園の子どもは、そのことがわからずに、自分の見た方だけが
正しいと思っていたのです。

 私たちも同じようなことをしているかもしれません。
自分の方から見たことだけが正しいと思い込んでいると、
喧嘩になったり、ひどい時は、戦争になったりもします。

自分の方からではなく、相手から見える自分を考えてみることも大切ですね。

 アミダさまは、いつでも私を見ていてくださいます。
アミダさまが見られた私は、どんな風に見えるのでしょうかね。


                        (たつお いちよう)

         親子で読める「ほとけさまのお話」より 

         


           私も一言(伝言板)