第1081回 大好きだよ  ~阿弥陀さまの呼びかけ~

 平成25年 10月10日~

 こんな文章に出会いました

今日、伝えてほしい 「大好きだよ」林ともこ さんの言葉です。

 母のお腹に命が宿り、赤ちゃんが誕生し、元気に育つことは、奇跡のかたまりです。
これまでの出来事が、何一つでも欠けていたら、違う今があるかもしれません。

親になると、我が子のいろんなことが気になります。

でも一番は、今、生きていてくれること・・・・
その奇跡への感謝こそが、我が子への愛だと思のです。

 そんな大切なことを教えてくれたのは、私の愛する娘、明音でした。
明音は六歳で亡くなりました。

 六歳の明音の体重は9キロ、歩くこと食べること話すことはできませんでした。
採血や点滴で何百回と体に針を刺され、苦しい治療を受け、
それでもいつも笑顔を見せてくれた明音に教わったことは数えきれません。


 目が覚め、ご飯をいただき、排泄ができて、歩いてどこかへ行ける、
笑って怒って泣いて喜んで・・・・
当たり前のようにしている一つひとつのことが、奇跡のように尊いことだと知りました。

 我が子を抱くぬくもり、共にする食卓、隣にある我が子の寝息、愛おしい笑顔・・・・・
何でもないような日常の中にこそ、最高の幸せがかくれていることを知りました。

 明音が亡くなった日は、朝から何度も、大きな七色の虹が空にかかったそうです。
明音はみんなに 「ありがとう」 と伝えたかったのかも知れません。
そして、雨上がりに虹がかかるように、悲しく辛い涙の後には、心に優しい虹が

かかるのだと、教えてくれているように思い、今日も空を見上げます。

 会いたい人に、今日会いに行く、やりたいことを、今する、そして、今日という

奇跡の一日を命いっぱいにいきることこそ、明音から命のメッセージだと思います。

 目の前の我が子や大切な人たちに、「大好きだよ」 と今日、伝え、
抱きしめてほしいです。
どの子もみんな、愛に満ちて未来を迎えてくれたらいいなあと
心から願っています。

  ないおん 平成259月号 私の雑記帳より

 親が子どもを思うように 阿弥陀さまも私のことを いつも思っていただいている。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏と聞こえたとき お前のことが大好きだよと
呼びかけておられる そう味わえる 人生を送りたいものです。

 妙念寺電話サービス 次回は 10月17日に 新しい内容に変わります。



         


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