第1078回 はたらきづめの 仏さま  ~その仏さまは 阿弥陀さま~

 平成25年 9月19日~

こんな話を聞きました。

お釈迦さまは「人は、生れによって聖者で あるのではない。
その行為によって聖者となるのである」とのべておられます。
いまわたくしたちが、お釈迦さまを 釈迦牟尼世尊と仰ぐのは、
そのさとりの内容と 行為の尊さによる からであります。

 また お釈迦さまは「わたくしが世にでると でないとにかかわらず、
この法は常住である」と だれもが納得せずにはおれない基本的な法則を
説いていただいています。

その教えである 南無阿弥陀仏の教えは

阿弥陀如来がさとりを開く前、法蔵菩薩であったとき、
すべてのものを救うため、限りない光と寿をそなえた仏になろうと誓われた。

そして果てしない修行の末に、その願いを成就して、如来となられた。

阿弥陀とは無量をあらわす。

阿弥陀如来は、その限りない光をもって、あらゆる世界を照らし、私たちを
摂め取ってくださる。
その限りない寿をもって、あらゆる時代を貫き、私たちを救いとってくださる。

 親鸞聖人は仰せになります。

  十方微塵世界の 念仏の衆生をみそなはし

   摂取してすてざれば 阿弥陀となづけたてまつる

 たとえ私たちがその救いに背を向けようとも、摂め取って捨てないと、
どこまでも はたらき続ける仏がおられる。
その仏を、阿弥陀如来と申し上げるのである。・・・・・・と


今 ここに 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と はたらきかけ、続けておられる。
この私を救うために お浄土へ生まれさせ 仏にしようと はたらいておられるのです。

もっとも喜び多く 生きがいのある 豊かな人生を歩ませようと はたらきかけて
おられるのです。

南無阿弥陀仏のあるところ 間違いなくお浄土への道を進んでいるのです。
病気になろうと 年をとって記憶がなくなろうと どんな苦しみの中にあろうとも

自分の思い通りにならなくても、南無阿弥陀仏の聞こえるところ 
私の歩む道は お浄土への道 もっともすばらしい方向へ 
一歩一歩 間違いなく 歩ませていただいているのです。


阿弥陀さまは 私のために いつも どこでも はたらいてくださっている。
私のことを 一番心配して 気にかけ呼びかけ はたらきかけておられるのです。
大丈夫 大丈夫 おまえを救う 助けると はたらきかけておられるのです。

 妙念寺電話サービス 次回は 9月26日に新しい内容に変わります。


         


           私も一言(伝言板)