野菜には、ビタミンやミネラル(カルシウム・鉄など)がたくさん含まれており、体の調子を整えます。また、1日に20〜30gはとりたい食物繊維も多く含まれており、害になるものを吸収して体の外に排出します。
かんたん菜はビタミンCの減少を低くしてます。ビタミンCの人体における整理効果の主なものとして、次のことが報告されています。(「カット野菜と切花の生産及び品質管理」より)
@コラーゲンの生合成の促進効果があり、コラーゲンの生合成不足が原因の壊血病に効果がある。(抗壊血病因子)
A発ガン物質であるニトロサミンの生成抑制効果がある。
Bヒトの白血球の化学走性が増加し、免疫機能が活性化する。
C疾病を予防する。悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑制し、動脈硬化などを予防する。白内障予防に重要な役割をする。風邪などの感染症は、1日にビタミンCを数100mgずつ摂取すると予防効果がある。
Dヒスタミンが体内に過剰に遊離するとアレルギー症状を呈するが、ビタミンCは抗ヒスタミン作用がある。
E食品中の鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄に分けられ、日本人の食生活では、野菜・穀類・鶏・卵・乳製品などの非ヘム鉄で摂取している。非ヘム鉄の吸収率(数%)はヘム鉄の吸収率(23〜28%)に比べ効率が悪い。ビタミンCを一緒に摂取すると非ヘム鉄の吸収率が上がり、鉄分吸収促進に効果がある。