SOLARレーベル

参考掲載はデジジャケより
黄昏てモダンガール
森 雪之丞:作詩  松下 誠:作曲  松下 誠:編曲
84/06/21発売
(VAP 30145-28)

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アメリカの音楽番組『SOUL TRAIN』という黒人アーティストが出演する人気番組がある、毎週二組の黒人アーティストが最新の楽曲を披露するという番組だ。その番組と連動する形で『SOUL TRAINレーベル』が立ち上がった。のちのSOLARレーベルである。

SOLARレーベルに所属しているアーティスト達は音の傾向に統一感があった。
ウエストコーストのカチッとしたFUNKサウンドを武器に、ソーラーサウンドと呼ばれる程の音の個性を弾きだしていたのだ。
あのJody Watrey / ジョディ・ワトリー在籍のSHALAMAR / シャラマーや、Babyface / ベイビーフェイス在籍のTHE DEELE / ザ・ディールなどが所属していたのだから今考えても凄いレーベルだ。日本でいうと演歌を中心にしたレコードレーベルがあるが、SOLARレーベルは黒人アーティスト中心のレーベルだ。

   『黄昏てモダンガール

イントロからいきなり、プラスを効かしたファンキー濃度を炸裂、リズムは、打ち込みハンドクラップをビシバシ投入。アメリカでの活動を匂わせるサウンド展開がご機嫌!ボーカルもMIE,KEIのソロイストとしての個性を大切に、サビはファルセットを多様しまさにPINK LADY時代のアメリカでの作品を意識した仕上がり。

SOLARレーベルが得意としていたサウンドを『黄昏てモダンガール』で感じとれる。個性あるツインボーカルを取り入れ、固めの打ち込みハンドクラツプ、メロディァスなギター、あのJody Watleyが在籍していたSOLARレーベルのグループ

 SHALAMAR/ シャラマー NIGHT TO REMEMBER』  
U

SOLARレーベル
80年代初頭の代表的な作品である。この楽曲から、『黄昏てモダンガール』のルーツを読み取っていただきたい。

アメリカのレコードレーベルは各レーベルが音の個性を大切にしていた。日本のVAPは当時の日本の音楽業界の中でも、音の個性というのを全面的に打ち出していたパターンの先駆けとも言える。都会的な雰囲気を大切に、夜のハイウェイで聴いたらマスト作品を数多く発表していたVAP
PINK LADY
の再結成作品には、CITY SOUL / CITY FUNKと当時呼ばれていた都会的でお洒落なサウンドを核として用意されたのだ。

アメリカに現在もPINK LADYのファンサイトがある。アメリカ国籍の黒人Jeff /ジェフさんが管理人である。Jeffさんが以前、この作品を英語曲で聴いてみたいと話していた。まったく同感!!  
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