第1158回 お仏壇は なぜ金色なの ? 〜お浄土の世界をあらわす〜

 
平成27年4月 9日〜

巡番報恩講の手作り冊子にこんな文章を掲載しました。 

お仏壇は、ご本尊・阿弥陀如来さまをご安置するためのものです。
お浄土の世界を表現したお寺の本堂を基本にしたものです。
金色に輝くお浄土の世界をあらわしています。


そのため私たち浄土真宗本願寺派は、金箔を使った仏壇を用いているのです。
お仏壇の中心は阿弥陀如来さまであり、故人を礼拝の中心にするものでは

ありません。

今を生きる私が、朝夕のおつとめやお給仕を通じて故人を偲びつつ、
生かされている日々に感謝して手を合わせ「南無阿弥陀仏」とお念仏を
称えさせて頂く場所です。
お仏壇とは、阿弥陀如来さまの願いを聞かせて頂く場所であると同時に、
自分の命を見つめ直す場所でもあるのです。

なぜ 三つに区切られているの?


○中央に、阿弥陀さまのお姿を描いた「ご絵像本尊」(方便法身尊像)
   または「六字のお名号ご本尊」(南無阿弥陀仏)

○右脇(向かって)宗祖親鸞聖人のご影、
   または、「帰命尽十方無碍光如来」(十字名号)

○左脇(向かって)本願寺の中興の祖
  「蓮如上人」のご影、
   または「南無不可思議光如来」(九字名号)

ご本尊は、本山からお迎えするもので、冥加金が必要です。
お寺にご相談ください。お仏壇の大きさに合わせる必要があります。



         


           私も一言(伝言板)