佐賀では、「追い出す」ことを「かすくいだす」といいます。
〔例〕「よめごば、かすくいだす。」(嫁を追い出す。)
佐賀では、「お釜やお櫃にあるご飯をこそぎ落とすようにして盛る」ことを、「かすっ」といいます。
また、そうやって盛ったご飯を「かすいめし」といいます。
我が家では、長男である兄が優遇されていて、食事の時にご飯の残量が少なくなると「総領息子に、かすいめしば食わすっきでけんけん、あんたちょっとよしめときんしゃい。」と、わたしの食べるご飯の量が制限されることがありました。
「かすいめし」を食べると出世しないそうで・・・
佐賀では、「物を多く渡すこと」「おまけする」ことを、「かてとく」といいます。
〔例〕「こいばかてとくね。」(これをおまけしておくね。)
「こいばかててくんさった。」(これをおまけしてくれた。)
佐賀では、「嗅ぐ」を「かずむ」といいます。
わたしの両親は「かずむ」はあまり使わず、「ちょっと匂いを嗅いでみて」というときは「ちょっと匂いばきゃーでん」といいます。
佐賀では、対価に見合った「値打ちがない」ことを「がとなか」といいます。
佐賀では、地位に見合った「人格ではない」人のことも「がとなか」といいます。
佐賀では、「返す」または「帰す」を、「かやす」といいます。
「返る」というときは「かやっ」といいます。
また、「ひっくり返る」ことも「かやっ」といいます。
1999.10.25