この佐賀弁講座を作るようになり、わたしの言葉はだんだん佐賀弁度が高くなっています。
田舎のおばちゃん化しているようでちょっと複雑。佐賀弁の伝道師としてはうれしい気持ちもあるのですが・・・。
佐賀弁では、「落ちる」を「あゆっ」、「おっちゃゆっ」または「うっちゃゆっ」といいます。
また、「落とす」を「うっちゃかす」といいます。
小さいものが落ちる時、滴が落ちる時は、「あゆっ」、大きいものが落ちる時は「おっちゃゆっ」、「うっちゃゆっ」というようです。
〔例〕「涙のあえよっ」(涙が落ちている)
「大学にうっちゃゆっ」(大学に落ちる)
佐賀弁では、「こぼす」を「いちこぼす」、「いっこぼす」といいます。
〔例〕 お菓子を床に落としてしまった子供と大人の会話
「何でお菓子のあえとっと?」
(どうしてお菓子が落ちているの)
「袋ばよーっとにぎっとらんやったけん、いちこぼれたと。」
(袋をしっかり握っていなかったから、こぼれてしまったの。)
「はよーふるーとかんぎ、すがいのあがっよ。」
(早く拾っておかないと、蟻が(部屋に)上がってくるわよ。)
また、水などが容器に一杯になりこぼれることを「うきばんすっ」といい、「溢れる」は「すずるっ」といいます。
〔例〕「風呂のうきばんしよっよ」(風呂の水が(浴槽から)溢れ出しているよ)
佐賀弁では、「埋める」を「いくっ」といいます。
〔例〕「いんは骨ばいくっ」(犬は骨を埋める)
佐賀弁では、予定などがぶつかることを「がちゃすっ」、「さしあう」、と言います。
〔例〕「家族旅行とがちゃすっけん、ごめんばってん来られん」
(家族旅行とぶつかるから、行けなくてごめんなさい)
「今日うちに遊びに来ない?」と友達に言われたら、どう返事しますか?
「うん、行く」か「ごめん、行けない」などと返事をしますよね。
佐賀弁の場合は、「うん、くっ」、「ごめん、来られん」といいます。
相手の家に行くのに、なぜか「来る」になるのです。
「今日遊びに行かない」と聞かれた場合には、「うん、行く」、もしくは「ごめん、行かれん」と返事をします。
佐賀弁では、「おだてる」を「ひょーつかす」または「ひょーすかす」といいます。
〔例〕「ひょーつかされて、じき、うけのーてくっもん」
(おだてられて、すぐ、引き受けてくるんだから)
1999.02.26