今回は佐賀のことわざ、言い回しについて紹介します。
“安物買いの銭失い”という言葉があります。
安い物は傷みやすく、結局すぐ買い換えることになってしまう。
高くても良い品物を買った方が、長い目で見れば得になる、という意味ですね。
佐賀弁では、“安物買いの銭失い”と同じ表現に、“いちみゃー惜しみの百すらい”という言葉があります。
佐賀弁では「内弁慶」を“内はたがいの外ふすぼい”といいます。
「はたがい」は「幅を利かせている」というような意味です。
佐賀弁には、“おやぁ〜似た、がめん子”ということわざがあります。
これは“瓜の蔓になすびはならぬ”と同じ意味です。
佐賀弁には、“ふゆーぼーの重荷”ということわざがあります。
これは“下手の長糸”と同じ意味です。
「ふゆーぼー」は「怠け者、不精者」という意味です。
わたしは子供の頃、よく農作業の手伝いをさせられていましたが、嫌々やっていたので、父から、「ふゆーして、しゅんのあえよっ」と言われていましたが、この言葉の意味がわかりますか?
佐賀弁に、“しいら穂の先走い”ということわざがあります。
「しいら穂」は、米粒の入っていない稲穂のことです。
この言葉の意味は、先走って事を起こしたり、発言したりする人には、実が伴わないというような意味でしょうか。
佐賀弁に、“人のひだるさー、三年でんこらゆっ”ということわざがあります。
これは“他人事なら平気”という意味です。
「ひだるさ」は、「お腹がへること、飢え」で、「こらゆっ」は、「堪えることができる」という意味です。
1999.01.18