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佐賀弁講座その10

今回は佐賀弁の特徴についてお話します。


佐賀弁の特徴(1)

前回もちょっと触れましたが、佐賀弁では「ア」「イ」と続く二重母音は「ヤー」と長音化します。

例をざっと挙げれば、

「大工」は「じゃーく」

「太鼓」は「ちゃーこ」

「めまい」は「めみゃー」

「按排」は「あんびゃー」

「鯛」は「ちゃー」 などです。


佐賀弁の特徴(2)

佐賀弁では「ウ」「イ」二重母音は「イー」と長音化します。

こちらも例を挙げますと、

「吸い物」は「しーもん」

「食い物」は「きーもん」

「手ぬぐい」は「てんげー」 おっとこれはちょっと違いますね。

ただし、どういうわけか「ウ」「リ」の「ウ」「イ」二重母音は長音化しません。

「どんぐり」は「どんぐい」

「とっくり」は「とっくい」

「びっくり」は「びっくい」となります。


佐賀弁の特徴(3)

佐賀弁では、清音を濁音、濁音を半濁音で発音する場合があります。

たとえば、

−清音を濁音−

「踵」は「かがと」

「砂」は「ずな」

−濁音を半濁音−

「鞄」は「カパン」

「ズボン」は「ズポン」

「煎餅」は「せんぺー、しぇんぺー」

なお、佐賀弁では、「せ」を「しぇ」と発音します。「先生」を「しぇんしぇー」という具合です。


佐賀弁の特徴(4)

佐賀弁では、「よ」と「ゆ」を発音上混同する傾向があります。

たとえば、

「土用」は「どゆー」

「用事」は「ゆーじ」

「用心」は「ゆうじん」という具合です。

ただし、「土曜日」は「どようび」と発音します。

また、「用心(ゆうじん)」には、体調に気をつけるという意味があります。

1998.11.18

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