今回は佐賀弁の特徴についてお話します。
前回もちょっと触れましたが、佐賀弁では「ア」「イ」と続く二重母音は「ヤー」と長音化します。
例をざっと挙げれば、
「大工」は「じゃーく」
「太鼓」は「ちゃーこ」
「めまい」は「めみゃー」
「按排」は「あんびゃー」
「鯛」は「ちゃー」 などです。
佐賀弁では「ウ」「イ」二重母音は「イー」と長音化します。
こちらも例を挙げますと、
「吸い物」は「しーもん」
「食い物」は「きーもん」
「手ぬぐい」は「てんげー」 おっとこれはちょっと違いますね。
ただし、どういうわけか「ウ」「リ」の「ウ」「イ」二重母音は長音化しません。
「どんぐり」は「どんぐい」
「とっくり」は「とっくい」
「びっくり」は「びっくい」となります。
佐賀弁では、清音を濁音、濁音を半濁音で発音する場合があります。
たとえば、
−清音を濁音−
「踵」は「かがと」
「砂」は「ずな」
−濁音を半濁音−
「鞄」は「カパン」
「ズボン」は「ズポン」
「煎餅」は「せんぺー、しぇんぺー」
なお、佐賀弁では、「せ」を「しぇ」と発音します。「先生」を「しぇんしぇー」という具合です。
佐賀弁では、「よ」と「ゆ」を発音上混同する傾向があります。
たとえば、
「土用」は「どゆー」
「用事」は「ゆーじ」
「用心」は「ゆうじん」という具合です。
ただし、「土曜日」は「どようび」と発音します。
また、「用心(ゆうじん)」には、体調に気をつけるという意味があります。
1998.11.18