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中国人 トウジン

 瀬戸内海の造船の島で、東ちづるさんやポルノグラフティーの出身地「因島」の方言に「トウジン」というのがある。意味は簡単にいうと「アホ」である。トウジンはおそらく唐人であろうから、アホ=トウジン=唐人となって、中国の人にとっては実に失礼極まりない表現である。
 では、なぜトウジンがアホを意味するようになったのであろうか。当たり前のことだが唐人は中国語を話すから普通の日本人は何をいっているのかさっぱり分からない。
「自分たちに理解出来ないことを話すやつはアホである」との考えから、唐人=アホとなったものであろう。「自分たちに理解出来ないことを話すやつはアホである」との考えは、何も因島の人たちに限ったことではなく、日本人のほとんどがそうである。これこそ「村社会日本」を牛耳る連中の考え方であり、自分の理解できない『他者』の存在を許さない日本魂の精華というべきであろう。大日本村帝国、バンザ〜イ

 さて、「自分たちに理解出来ないことを話すやつはアホである」が成り立つためには、「相手のいうことを理解出来ないのことについて自分たちには何も非はない、すなわち自分たちはアホではない」との前提がなければならないが、
「賢いものはアホウを理解出来るが、アホウは賢い者を理解することは出来ない」から、評価する側がお利口さんならよいが、一旦アホが評価者になったらもう大変である。知能の低い者が有能な者を見下し、分数の出来ないのが微分積分の答案を採点するようなことが起きてしまい大混乱となる。だから昔から王様でも将軍様でも「名君」がよいとされている。そのほうが弱者にとっても幸せであるのは言うまでもなく、「暗君」が上に立てば人民は塗炭の苦しみに遭うのは古今東西の歴史が示すとおりである。



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