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VENUS / SHOCKING BLUE VENUS / ホットサンド 日本発売1970年2月 (ポリドール DP-1694 MONO) |
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モンスター 阿久 悠:作詩 都倉俊一:作曲 都倉俊一:編曲 78/06/25発売(SV-6432) |
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SHOCKING BLUE PINK LADY全盛期を体験している世代にとって『VENUS』はBANANARAMA まずは、ペースの動きに注目していただきたい。 BPMを考えるとBANANARAMAのアレンジで聴きくらべたほうが、より分かり易いかもしれない。 『モンスター』サビの部分のベースラインに、しっかり組み込まれていることが発見できる。 この頃ヨーロッパのディスコを中心にイギリスのチャートにも数々のヒット曲を送り込んで絶大な人気を配していたグループBONEY-M /ボニーM。早い時期から独特なアレンジをサウンド面での個性として表面化させることで、独自の音楽性をアピールしていた。 イントロを聴くだけでBONEY-Mと思わせてしまう程の効果をリスナーに与えていた。面白いことにPINK LADYのヒット曲にも言える事で、PINK LADYというジャンルをサウンド面で確立する事を、作曲の都倉氏も行っていたのだ。 例えばPINK LADYの曲を始めて聴いたとする。 イントロが流れてきた瞬間に「なんか変な感じ」異質な感触がリスナーに伝わればしめたものである。それが“個性”、それが“独特観”。しっかり耳には印象として残っているのだ。BONEY-Mもしかり。 『モンスター』はとにかく音の洪水である。 ストリングスが休む暇なく攻めてくる。 スピード感にあふれミュンヘンサウンドによくみられていた「歌うストリングス効果」をまるで倍速で奏でているかのようだ。 PINK LADYの二人が好きなアーティストとして名前をあげていた、SILVER CONVENTION /シルバーコンベンションやDONNA SUMMER /ドナサマーは、ミュンヘンサウンドを武器に頭角を現していた海外のアーティスト達である。 言うまでもなくBONEY-Mはミュンヘンサウンドの代表格でもあった。 ドイツ産DISCO MUSICとして世界的に紹介されたミュンヘンサウンドは、マイナーコードを渡り歩く曲者であった。 『モンスター』にはちょっぴりミュンヘンのスパイスが加わっていた。 ![]() |
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Thanks! | |||||
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