第1132回 育ちざかり 〜心はずっと成長します〜

 平成26年 10月2日〜

生きているあいだじゅうが育ちざかり

「育ちざかり」というのは、子どもの体が成長する時期のことをいいます。
でも、心の成長からいえば、私たちは生きているあいだじゅうが

育ちざかりなのです。

 なぜなら、心は体と違って、ずっと成長し続けるからです。

心は、色んなことを経験することによって成長します。

 どういうことかというと、生きているとうれしいことや辛いことを
たくさん経験します。
そして、その経験を通して色んなことに気づくことがあります。

 たとえば、周りの人たちの温かさにふれて、人は支えられて生きている

ことを知り、やさしい気持ちになれることがあります。
また、物事が思い通りにいかない時、人生は思い通りにならないことを知り、
当たり前と思っていたことが大切に思えてくることがあります。


 そのように色んなことに気づきながら、私たちの心は成長して
いるのです。
                (きたじま ぶんゆう)

     親子で読める「ほとけさまのお話」より


         


           私も一言(伝言板)